ソウルの韓国焼肉、注文から食べ方まで
頼む部位と韓国語での言い方、グラム表示の読み方、焼くのは誰か、サムの包み方、一人で行くときの注意点。
ソウルの韓国焼肉店では、生の肉を「人前(인분、インブン)」単位で注文し、テーブルの鉄板で焼いて、無料のおかずと一緒に食べます。サンチュに肉をのせ、サムジャンを少し付けて包んで食べることもよくあります。店員が焼いてくれる店もありますが、自分で焼く店も多くあります。2026年9月、ソウルの飲食店では定番のサムギョプサルは200gあたり平均₩21,321でした。1人前だけでは注文できない店もあるので、最初は2人前を頼むつもりでいてください。チップは不要で、おかずのおかわりは無料です。食事は冷麺、焼き飯、またはチゲで締めるのが一般的です。

韓国焼肉店での注文のしかたは?
席に着いたらメニューから部位を1〜2種類選び、部位名と人前の数を伝えます。「サムギョプサル イインブン ジュセヨ(삼겹살 2인분 주세요)」は「サムギョプサルを2人前ください」という意味です。テーブルに注文用タブレットがあれば、そこで部位と人前の数を選びます。同じタブレットで最後に支払いができることもあります(下記参照)。まず上着やかばんは椅子の中にしまいましょう。多くの飲食店では椅子の座面が開いて収納箱になっていて、荷物に焼肉のにおいが付きにくくなっています。
肉は生のまま、おかず、たれ、サンチュと一緒に運ばれてきます。追加の人前、別の部位、ご飯、チゲ、麺はいつでも追加できます。店員を呼ぶときはテーブルの呼び出しボタンを押すか、「ヨギヨ!(여기요、すみません!)」と声をかけます。
メニューが韓国語だけの場合、Papagoのカメラ翻訳は韓国料理の名前を認識し、韓国観光公社による料理の説明を表示してくれます。
どの部位を頼めばいい?
最初はサムギョプサル(豚バラ)を2人で2人前、まだ食べられそうならモクサル(豚肩ロース)か味付けの部位を1人前追加するのが基本です。日常的に食べる焼肉は豚肉で、チャドルバギやカルビなどの牛肉は値段が高めです。少しずつ追加注文するのは普通のことで、食べ残しも防げます。よく見かける部位を、韓国のメニューに書かれている名前とあわせて紹介します。
| メニュー表記 | 読み方 | どんな部位か |
|---|---|---|
| 삼겹살 | サムギョプサル | 豚バラ肉。脂が多くやわらかい。サムジャンか、ごま油と塩で食べ、にんにくと一緒にサンチュで包むことも多い(KTO) |
| 목살 | モクサル | 豚の肩ロース。バラより脂が少なく、歯ごたえがある。粗塩か、ごま油と塩で食べるのが一般的(KTO) |
| 항정살 | ハンジョンサル | 首から肩にかけての、細かいサシが入った部位(日本でいう豚トロ)。豚1頭から約200gしか取れない(KTO) |
| 돼지갈비 | テジカルビ | しょうゆかコチュジャンに漬け込んだ豚のあばら肉(KTO) |
| 양념갈비 / 소갈비 | ヤンニョムカルビ / ソカルビ | 甘めのしょうゆだれに漬けた牛カルビ(あばら肉)。一口大に切ってそのまま、またはサンチュやエゴマの葉で包んで食べる(KTO) |
| 우대갈비 | ウデカルビ | 長い骨1本に沿って切った骨付き牛カルビ。複数の骨を横切るように切るLAカルビとは切り方が違う(KTO) |
| 차돌박이 | チャドルバギ | 脂の多い牛バラ(ブリスケット)の薄切り。鉄板にのせた瞬間にほぼ焼ける(KTO) |
部位名の前に양념(ヤンニョム)と付いていたら、たれに漬け込んだ味付け肉です。
ソウルの韓国焼肉の値段は?
ソウルの飲食店のサムギョプサルは、2026年9月に200gあたり平均₩21,321でした。行政安全部の外食費調査によるもので、韓国消費者院の価格情報ポータル「チャムガギョク」に掲載されています。この調査は約100〜250gの1人前を200gに換算しており、実際に出される1人前の平均は₩18,154でした。数値は暫定値です。同じ調査でソウルの冷麺は1杯₩12,692でした。この平均で計算すると、2人でサムギョプサル2人前(実際に出される量)と冷麺1杯なら約₩49,000(飲み物別)です。牛肉はこの調査の対象外で、値段はより高めです。韓国観光公社も、豚カルビは牛カルビより手頃だと説明しています。
メニューは人前だけでなく重さで読みましょう。政府の「わかりやすい生活法令情報」のページにまとめられた食品衛生の規則では、すべての飲食店が付加価値税込みの価格表を掲示しなければならず、150㎡以上の店は店の内と外の両方に掲示する必要があります。価格表では肉の価格を100gあたりで表示し、1人前の価格を書く場合はその重さも、「갈비 100그램 ○○원 (1인분 150그램 △△원)」(カルビ100gあたり○○ウォン、1人前150gで△△ウォン)のようにあわせて表示しなければなりません。実際には1人前の価格しか書いていないメニューもあります。重さが書かれていなければ「ミョッ グレミエヨ?(몇 그램이에요?、何グラムですか?)」と聞いてみてください。
支払うのは掲示された価格です。聯合ニュースの報道によると、2026年9月1日から、価格表を掲示しない店や掲示価格より高い金額を受け取った店は、初回の違反から是正命令ではなく5日間の営業停止処分を受けることになりました。
メニューの「韓牛(ハヌ)」とは?
한우(ハヌ、韓牛)は韓国の在来種の牛の肉で、飲食店は提供する牛肉が韓牛かどうかを表示しなければなりません。「わかりやすい生活法令情報」にまとめられた原産地表示の法律により、飲食店は提供する牛肉と豚肉の原産地を表示する義務があります。国立農産物品質管理院のリーフレットによると、国産の牛肉はさらに種類も表示します。한우(ハヌ、韓牛)、육우(ユグ、国産の肉用牛)、젖소(チョッソ、乳牛)のいずれかです。メニューや壁の原産地表示板で「쇠고기: 국내산 한우」(牛肉:国産韓牛)のような表記を探してください。輸入牛肉には호주산(オーストラリア産)や미국산(アメリカ産)のように国名が書かれます。
もう一つ目にする数字が等級です。韓国でと畜された牛はすべて等級判定を受けます。韓牛自助金管理委員会(Hanwoo Board)によれば、肉質等級はサシ(脂肪交雑)、肉の色、脂肪の色、きめ、成熟度で決まります。等級表示は1++、1+、1、2、3と、등외(等級外)です。1++の牛肉にだけ9・8・7のサシの数値が追加で付くので、韓牛のメニューで「1++(9)」と書かれているのを見かけることがあります。
肉は自分で焼くの?
自分で焼く店が多く、テーブルに用意されたトングとはさみを使います。店員が焼いて食べごろを教えてくれる店もあると韓国観光公社の案内は説明しています。わからなければ「クウォ ジュセヨ?(구워 주세요?、焼いてもらえますか?)」と聞いてみましょう。ほとんどのテーブルには煙を吸い込む換気フードが付いています。
自分で焼くときのコツです。
- 鉄板が十分に熱くなってから肉をのせ、重ならないよう平らに並べます。
- サムギョプサルは下の面に焼き色が付いたら裏返し、はさみで一口大に切って、中まで火を通します。
- 薄いチャドルバギは片面数秒で焼けます。焼けたらすぐに食べましょう。
- 味付けなしの部位を先に、味付けの部位を後に焼きます。甘いたれは焦げてくっつくので、切り替える前に「プルパン ガラジュセヨ(불판 갈아주세요、鉄板を替えてください)」と頼みましょう。
- 韓国観光公社がカルビについて勧めているように、にんにくやねぎも肉と一緒に鉄板で焼きます。
韓国焼肉の食べ方は?
たれに付けて食べるか、包んで食べます。定番のつけだれは塩、ごま油、サムジャン(唐辛子みそとみそを合わせて味付けしたもの)、ミョルチジョッ(カタクチイワシの塩辛)で、付け合わせにはパチェ(細切りねぎの和え物)、玉ねぎの漬物、野菜の漬物、大根の千切り、にんにく、唐辛子があると韓食振興院は紹介しています。
サムを作るには、手のひらにサンチュかエゴマの葉を広げ、肉を1切れ、サムジャンを少し、にんにくのスライスかねぎの和え物をのせて包み、韓国観光公社の案内にあるように一口で丸ごと食べます。味付けの部位にはたれは要りません。
サムギョプサルに合わせる定番の飲み物は焼酎(ソジュ)で、韓食振興院のサムについてのエッセイにもその様子が描かれています。注文は瓶単位で、「ソジュ ハン ビョン ジュセヨ(소주 한 병 주세요、焼酎を1本ください)」と頼みます。若く見える人はパスポートを持って行きましょう。年齢のルールはコンビニの案内にまとめています。
おかずは無料?おかわりできる?
はい。おかずや水のおかわりは無料です。サンチュ、キムチなどのおかずは、空いたお皿を指して「イゴ ド ジュセヨ(이거 더 주세요、これをもう少しください)」と頼めばもらえます。水やおかずのセルフサービスコーナーがある店もあり、その場合はそこでおかわりします。ご飯(공기밥、コンギバプ)、チゲ、麺はそれぞれ値段が付いたメニューです。
韓国焼肉の締めは何を頼む?
冷麺、鉄板で作る焼き飯、またはテンジャンチゲ(みそチゲ)です。韓食振興院は、冷麺や焼き飯を韓国焼肉の「デザート」と呼んでいます。冷麺には、冷たい牛だしのスープに入った물냉면(ムルネンミョン)と、スープなしで唐辛子のたれを和えた비빔냉면(ビビンネンミョン)があります。熱い肉を冷たい麺と一緒に口に運ぶ人も多くいます。
焼き飯(볶음밥、ポックンパプ)は、肉から出た脂で鉄板の上で炒めるもので、キムチと海苔が入るのが一般的で、とびこやチーズが入ることもあります。「ポックンパプ ジュセヨ(볶음밥 주세요)」と頼みます。韓食振興院は、鉄板に残った最後の一粒までこそげ取って初めて食事が終わると書いています。もう一つの締めがテンジャンチゲで、チャドルバギを入れることもできます。肉が残り少なくなったら、これらを頼みましょう。
一人焼肉はできる?
できる店もあります。2人前以上の注文しか受けない焼肉店や、一人客を受け付けない店もあります。中央日報の2025年9月の報道によると、どちらも現行法では制裁の対象になりません。また2025年3月時点で、1人用メニューを出している飲食店は韓国全体の約10%にとどまっていました。
一人で行く場合の私たちのアドバイスです。入口で「ホンジャインデ ケンチャナヨ?(혼자인데 괜찮아요?、一人ですが大丈夫ですか?)」と聞き、2人前を注文するつもりでいましょう。夕食のピークを外した早めか遅めの時間なら、4人席を一人で使わせてもらいやすくなります。メニューに1인(1人用)セットがあれば、一人でも入りやすい店の目安になります。
支払いはどうする?
ふつうは帰りに入口近くのカウンターで支払い、「ケサン ハルケヨ(계산할게요、お会計お願いします)」と伝えます。テーブルの注文用タブレットで支払う店や、店員が伝票を持ってくる店もあります。チップは必要ありません。別々に支払いたいときは、レジで「ナノソ ケサン ハルケヨ(나눠서 계산할게요、別々に払います)」と伝えてください。
焼肉店を探して行くには、英語で使うNAVER Mapの案内をご覧ください。
Steve OHはSeoulpinの編集者で、ソウルのウェブ制作会社Standardpinを運営しています。記事は掲載した出典をもとにAIの支援で下書きし、Steveが確認してから公開しています。 編集方針


